ダンジョン＆ハーレム
あらすじ
その昔、ありとあらゆる願いを叶える万能の呪具を手にした一人の魔術師が作り上げた、大いなる地下迷宮。もはや名前すら忘れられたそのダンジョンには、今なお無限の魔物と罠、そして財宝が湧き出てくる。
そんなダンジョンに、『屍食み』と呼ばれ忌み嫌われている一人の探索者がいた。
ダンジョンの中で遭難し、あるいは息絶え、あるいは仲間を蘇らせる為に赴く……そんな死者たちを食い物にする、最低の探索者。
──────これはそんな彼が、探索者としての人生を終えるまでの物語。
ゼン
主人公。『屍食み』と蔑まれ怖れられる探索者。胡散臭く飄々とした自称『善』。
ラーナ
森妖精の聖騎士。善。誇り高く生真面目。仲間に裏切られ一人遭難している所、ゼンから助ける代わりに身を差し出せという取引を持ちかけられる。
メリージェーン
山妖精の戦士。中立。勇敢で情に厚い。ダンジョンに置き去りになった夫を救出するため、ゼンの取引を飲んで力を借りる。
リラ
半小人の罠師。中立。臆病で不器用。死んだまま長い間放置されている所をゼンに蘇生され、生きていくために彼と取引する。
ノルマ
猫人の暗殺者。悪。無口で無表情だが感情は豊か。毒で動けなくなっている所、ゼンに取引を持ちかけられるが断る。
ツェツィ
狼人の僧侶。善。穏やかで慈悲深い。大切な相手を自分の手で蘇生するため、ゼンに自分から取引を持ちかける。
面白かった。エロ描写自体は物足りなかったが（フェチ要素が欠如）、エロ描写を差し引いた分は面白く、特にヒルデ蘇生のくだりは最高だった。特典SSの最終決戦が気になるところ。できればエロ描写を軽減した15禁コミカライズされるといいな。